na-rusaのお気楽な日々 200609
森 絵都「風に舞いあがるビニールシート」
2006-09-29 Fri 22:39
風に舞いあがるビニールシート 風に舞いあがるビニールシート
森 絵都 (2006/05)
文藝春秋
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愛しぬくことも愛されぬくこともできなかった日々を、今日も思っている。大切な何かのために懸命に生きる人たちの、6つの物語(帯より)

ワタシの感想としては「ジェネレーションX」と「風に舞いあがるビニールシート」が好きです。

「ジェネレーションX」は明日からまた頑張ろうという気持ちにさせてくれました。

「風に舞いあがるビニールシート」は表題を見たときに、勝手にほのぼのとした物語を想像していたので、読後絶句しました。
この話の中で「ビニールシート」が平和や安全の象徴だったなんて…
それは、なんて薄っぺらで不安定なものなんだろう…
地面にしっかりと留めておかなければ。風に飛ばされてしまわないように…

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横山秀夫「出口のない海」
2006-09-19 Tue 13:44
出口のない海 出口のない海
横山 秀夫 (2004/08/06)
講談社
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甲子園の優勝投手・並木浩二は大学入学後、ヒジを故障。新しい変化球の完成に復活をかけていたが、日米開戦を機に、並木の夢は時代にのみ込まれていく。死ぬための訓練。出撃。回天搭乗。…しかし彼は「魔球」を諦めなかった。(帯より)

映画が公開されるんですよね。

実はワタシは「回天」については知りませんでした…

人間魚雷「回天」…海の特攻兵器。脱出装置なし。(帯より)

敗戦間近になっての特攻兵器。

純粋な若者たちの尊い命が失われることが前提の兵器。

時代の流れでは済まされない。

命よりも大切なものなんて、何一つないのに。

戦争で得るものなんて、何一つないのに。

同じ人間なのに。

決して同じ「あやまち」を繰り返さないように。

「いのち」が尊いものだと、未来の子供たちにも知っていてほしい。


それが、並木の望みだったのかもしれない。



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本多孝好「FINE DAYS]
2006-09-19 Tue 11:38
Fine days―恋愛小説 Fine days―恋愛小説
本多 孝好 (2003/03)
祥伝社
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僕は今の君が大好きだよ。たとえ、君自身が、やがて今の君を必要としなくなっても…(帯より)

コチラの地方のフリーペーパーで紹介されていたので

読んでみました。

四つのラブストーリーですが

ワタシは「イエスタデイズ」が一番好きでした。

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浅倉卓弥「北緯四十三度の神話
2006-09-19 Tue 11:30
北緯四十三度の神話 北緯四十三度の神話
浅倉 卓弥 (2005/12)
文藝春秋
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雪深い町で育った桜庭菜穂子、和貴子姉妹。姉の菜穂子は地元の大学に進学し、そのまま大学の助手を、妹・和貴子は東京の大学を卒業後、故郷に戻り、ラジオ局でDJをしている。姉が中学時代に淡い想いを抱いていたクラスメート・樫村と和貴子が婚約したことを発端に二人の心の溝は広がっていったが…(帯より)

はっきりと名前はでてきていなかったと思うけれど

舞台は「札幌」

そして、大学やポプラ並木や表紙のテレビ塔…

登場人物には、一才違いの姉妹。

身近に感じられる情景に、一気に読んでしまった♪


でも設定だけではなく、小説の内容ももちろん面白かった。

姉妹って独特の感情をもっているのだろうなあ…

ワタシには弟しかいないので、体感はできないけれど

わが家の小学生の年子の姉妹を見ていると

少し解る気がする…

一番身近にいて、一番気になる存在で、時に一番厄介な存在で…

でもある部分を一番共有できる存在なのかも…



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角田光代「Presents」
2006-09-17 Sun 08:15
Presents Presents
松尾 たいこ、角田 光代 他 (2005/12)
双葉社
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品物は、いつかなくしてしまっても、贈られた記憶、その人と持った関係性は、けっして失うことがない。私たちは膨大なプレゼントを受けとりながら成長し、老いていくんだと思います。(帯より)

12の短編からできています。

最後の「涙」が一番好きかな。

人生にある大切な沢山のプレゼントに気づくことが

できたらいいなあ…と思います。

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乃南アサ「駆けこみ交番」
2006-09-17 Sun 08:05
駆けこみ交番 駆けこみ交番
乃南 アサ (2005/04/01)
新潮社
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さる老婦人が深夜の交番に駆け込んで来たのをきっかけに、何故だかお手柄続きの勝ち組新米巡査・高木聖大。東京葉等々力のパワフル老人七人衆に可愛がられるようになった聖大は、ヤル気のない先輩に悩まされつつ所轄を駆け回るうち、十数年来の未解決事件を解く糸口をつかんでしまった。さあ、聖大、どうする!?(帯より)

面白い!!

聖大も魅力的なんですけど

パワフル老人七人衆「とどろきセブン」最高!!

基本的に「パワーのあるお年寄り」という登場人物が好きです。


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白井のり子「典子44歳 いま、伝えたい」
2006-09-15 Fri 16:20
典子44歳 いま、伝えたい  「典子は、今」あれから25年 典子44歳 いま、伝えたい 「典子は、今」あれから25年
白井 のり子 (2006/05/24)
光文社
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図書館に予約しておいた本がやーっと届きました♪

のり子さんは強くて…と思っていたけれど

そんなのり子さんだって、悩んだり迷ったりしてきたんだ…と

当たり前のことに、改めて気づきました。

講演会での質問で「なにか挑戦したいこと、ありますか?」の問いに

「たくさんあります。何にでもトライしたいですね。(中略)よく「時間がありません」といわれますが、時間はつくらないとできませんよね。時間がないのではなく、ないのは勇気かもしれません。意外と自分のことを自らが拘束しているのではないでしょうか。生意気なことを申しましたが、わたくしはジャンルを問わず「やってみたいなー」と思うことはなんでも実践したいのです。(本文中より)


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浅田次郎「メトロに乗って」
2006-09-15 Fri 14:03
地下鉄(メトロ)に乗って 地下鉄(メトロ)に乗って
浅田 次郎 (1997/06)
徳間書店
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第16回吉川英治文学新人賞受賞作品

すべての地下鉄通勤者に捧げる愛と冒険の傑作ファンタジー
(帯より)

タイムスリップの話がでてくるけれど

SFチックではなくて

親子をはじめとする家族の絆の物語になっていると思う。

映画化されると知って

はじめて読んだ作品でしたが

とても面白く一気に読みました♪

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恩田陸「図書室の海」
2006-09-14 Thu 22:14
図書室の海 図書室の海
恩田 陸 (2005/06)
新潮社
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恩田陸が罠を張り巡らせた10の迷宮(帯より)

以前に読んだ時には気づかなかったことでも

恩田陸の様々な作品を読んでから

この本を読むと「繋がって」くることがあって

面白い。

「夜のピクニック」の映画化で話題になっている「ピクニックの準備」だって

「夜のピクニック」を読んでからの方が

断然面白い!!

「睡蓮」もそうかもしれない。


連作ものも割りと多いから

もう一度、色々と

読み直してみようかな…


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江國香織「薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木」
2006-09-11 Mon 13:32
薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木 薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木
江國 香織 (2000/04)
集英社
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わたしがハジメテ読んだ江國作品です。

先日古本屋で見つけて

思わず買ってしまいました♪


この本のあと、たくさんの江國作品を読みましたが

わたしは「薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木」が

一番好きかもしれない…


様々な境遇の女たちの話が交錯するように語られている…

その不思議な世界観が好きです♪


さて、わたしは今月20日から働くことになりました。

実に12年ぶりです(^_^;)

毎日ではないのですが、

慣れるまでは、読書の時間がちょっと減っちゃうかも…



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柳原慧「いかさま師」
2006-09-04 Mon 17:18
いかさま師  『このミス』大賞シリーズ いかさま師 『このミス』大賞シリーズ
柳原 慧 (2005/07/16)
宝島社
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第2回「このミス」大賞受賞作家第2弾
三十年前、顔を切り裂き、謎の自殺を遂げた天才画家、鷲沢絖。その妻の死体が、今ではゴミ屋敷と呼ばれている鷲沢宅から発見された。(中略)遺産相続人として母を指名された高林紗貴は、屋敷からある絵画がなくなっていることに気づく。(中略)年若い紗貴の恋人、相続を巡りライバル関係にある青年、姿を消してしまった絵画コレクターの父、いったい誰が味方で誰が敵なのか。(中略)これらの絵画に隠された真実とは。(
表紙裏より)

面白かったです。

一気に読めてしまいました。

ミステリーは、

気分転換というか、現実離れしたいときに

ちょうどいいです♪


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梨木果歩「からくりからくさ」
2006-09-04 Mon 16:59
からくりからくさ からくりからくさ
梨木 香歩 (1999/05)
新潮社
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古い祖母の家。草々の生い茂る庭。染め織りに心惹かれる四人の娘と不思議な人形にからまる縁。蛇の夢。竜女の面。クルドの地。呪いと祈り、憎悪と慈愛。リバーシブルの布…私たちの世界。何かを探すためでなく、ただ日常を生き抜くために…。(帯より)

梨木果歩の作品には独特な世界があると思っているのですが…

不思議な世界観がわりと好きです。

最近本屋さんで「西の魔女が死んだ」が

泣ける本として

紹介されていましたが

じつは未読なんです(^_^;)

今度読んでみなくては…


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萩原浩「押入れのちよ」
2006-09-04 Mon 16:50
押入れのちよ 押入れのちよ
荻原 浩 (2006/05/19)
新潮社
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怖いのに、切ない。笑えるけど、哀しい。
15年前の運命を垣間見る夜(「木下闇」)不毛な結婚生活に終止符を打つため、殺人計画を実行する夫婦が過ごす夜(「殺意のレシピ」)愛らしく不憫な幽霊と失業中サラリーマンが、奇妙な同居生活をはじめる夜(「押入れのちよ」)(
帯より)

個人的には、「コール」という作品が好きでした。

以前ソルトさんのブログで紹介されていて

面白そうだったので

図書館に予約していたものが

やっと手元に来て

読むことができました♪


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乃南アサ「不発弾」
2006-09-01 Fri 20:01
不発弾 不発弾
乃南 アサ (1998/11)
講談社
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退屈な日常がキレる。怒り、殺意、逆襲…。ひそかに炸裂の瞬間を待つ都会人の心の中の不発弾。(帯より)

表題になっている「不発弾」のお父さんが切なかった…

でも、無言のやさしさって

相手に伝わるのが難しいのかもしれない…

たとえ家族でも

気持ちは言葉にしなくては。

そうすれば

「不発弾」なんて

かかえなくていいんじゃないかなあ…



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